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執筆者の写真yasu

「CANDY GO! GO!」 定期公演を通し、最新シングルの曲たちをいち早く披露。永瀬りかが吠えた、「お前らまだまだいけんのか」と!!

 11月16日(土)にHOLIDAY NEXT NAGOYAを舞台に2回目となる名古屋でのワンマン公演を、12月10日には最新シングル「The last of days」の発売を控えているCANDY GO! GO!。TSUTAYA O-NESTを舞台に、バンドを従え定期的に行っている主催公演「NEXT GIRL'S ONE!」が10月28日(土)に行われた。オープニングアクトとして道玄坂上り隊が、ゲストにIRIS MONDE/immortal noctiluca/Buryが登場。



 この日は、CANDY GO! GO!のリーダーなぎさりんのステージデビュー9周年に当たる記念日。なぎさりんはこの日の舞台に立つことを心待ちにしていたが、長く音楽活動を続けていくためにもと、彼女は今「椎間板ヘルニア」の手術のため入院している。とはいえ、12月28日に自身の生誕祭を池袋BlackHoleでソロとして開催し、ステージへ復帰。CANDY GO! GO!としても、2020年1月5日のライブより復帰が決まっている。苦境を屈強な意思で何度も乗り越えてきたなぎさりんだけに、近い未来に、照れた想いを図々しく振る舞うことで隠しながら我々の前に姿を見せてくれるはずだ。そんな主役不在の中、CANDY GO! GO!のライブはいつものように「MITSUKO」の演奏に乗せて幕を開けた。


 ライブは、新曲や今年に入ってから生まれた、今現在のCANDY GO! GO!の姿を示す楽曲を中心に構成。フロア中から沸き上がる熱した声・声・声。早くも観客たちのテンションはMAX状態だ。その勢いに対し、あえてクールにCANDY GO! GO!は「スパイラルLINE」をぶつけてきた。とてもスリリングな演奏だ。その上へメンバーらは、触れたら破裂しそうな熱を抱いた歌声を塗り重ねてきた。大きな革命を巻き起こすほどの熱を胸の内に孕ませながら彼女たちは歌いかける。そんなメンバーらの感情などお構いなしに、フロア中の人たちは声を張り上げ、滾る想いをぶつけていた。これも、何時もの嬉しい光景だ。


 激しいドラムビートが炸裂。その上で、ゲスな女に成りきった菜月アイルが「禁断relation~ゲスLOVE~」を淫らに歌いだす。疾走する楽曲の上で菜月アイルが、メンバーたちがビッチな女性も気取りながら、妖しく挑発を繰り返す。その挑発に触発され、声と拳を舞台へぶつける観客たち。その様を見て、女豹のような表情でさらに観客たちを挑発する菜月アイルの姿が愛らしくもゲスな姿として見えていた。


 続いて披露したのが、磯野未来が作詞を担当した新曲の「Let it rain」。ヒリヒリとした音の中から伝わってきたのは、痛い感情と強い意志。菜月アイルが、磯野未来が、込み上げる想いをスリリングでクールな音の上で歌いあげる。とても胸を痛く揺さぶる2人の歌声だ。切なさも抱いた歌声に触れながら、次第に心震える想いさえ感じていた。歌詞に込めた切ない心模様を、2人は込み上げる気持ちのままに伝えてきた。長い髪の毛を振り乱し歌う磯野未来の姿に、強い(痛い?)女性の姿も重なった。


 これまでのスリリングな空気を塗り替えるように、CANDY GO! GO!は「Fake News」を届けてきた。磯野未来がなぎさりんの想いを代弁するように力強く、希望をつかむように歌いあげる。菜月アイルが、杉本莉愛が、共に熱狂という最高の景色を描き出そうと、磯野未来の歌声へ気持ちを添えるように歌声を重ねていた。メンバーが想いを一つに晴れた表情で歌いあげるサビ歌のときに感じた、心の震え。観客たちが張り裂けんばかりの想いで届けた絶叫。互いを支えあうどころか、一緒に盛り立てるこの空気が最高だ。


 続いて歌のバトンを受け取ったのが、永瀬りか。披露したのが、永瀬りかが作詞と初のリードヴォーカルを担う「Natalie」。しっとりとした演奏の上で、彼女は言葉のひと言ひと言を優しく届けるように歌唱。楽曲が進むごと次第に演奏が熱を帯びてゆく。熱した音の風を受け、永瀬りか自身も次第に気持ちのボリュームを上げながら、歌詞に込めた愛しい想いを歌いあげる。両脇には夏井さらと宇野みずきが寄り添い、永瀬りかの歌声をサポート。失った人へ想いを馳せるように、胸の内に秘めていた気持ちを告白するように、愛しさたっぷりに歌う永瀬りかの姿がとても印深く見えていた。またCANDY GO! GO!の中へ、心を揺さぶる、切なくも愛らしい歌が誕生した。


 ここで、シングルにも収録する菜月アイル作詞による「Find it!」をライブ初披露。ザクザクとしたギターサウンドが、どんどんパワーを増しながら黒く会場を飲み込んでゆく。とても凛々しいロックな楽曲だ。気持ちの内側から沸き上がる想いを零すように歌う菜月アイル。サビでは菜月アイルと磯野未来が爆発する気持ちのままに熱唱。情熱的な2人の歌声を味わえるのも、嬉しいこと。感情のままに歌いあげる菜月アイルと、それを支える磯野未来の歌声に、誰もが心を奪われるように見入っていた。


 それまでの重い空気を一気に消し去るように、CANDY GO! GO!は「神様のイジ悪」を歌唱。お馴染みの楽曲の登場へ、観客たちも溜め込んでいた想いをすべて吐き出すように拳を突き上げ、雄々しい声を張り上げていた。 メンバーたちも、この日のライブに作り上げてきたスリリングな空気を増幅するように、凛々しいダンスパフォーマンスを見せてゆく。可愛らしさを排除し、雄々しく挑発的な姿で今のCANDY GO! GO!の姿勢を提示。これも、最新シングルに繋がる一つの予告か。


 「最後、お前らまだまだいけんのか」と煽ったのは、永瀬りか。最後にCANDY GO! GO!は、なぎさりん作詞による最新シングルの表題曲となる「The last of days」を突きつけた。豪放磊落なロックサウンドを叩きつける、とても雄々しくメッセージ性の強い楽曲だ。歌詞へ記したのはなぎさりんらしい、ファンたちと一緒に歩み続けてゆくことを願う想いと、何があってもCANDY GO! GO!のメンバーとして生き続ける強い意志。彼女自身の魂を具現化した楽曲のように、演奏も、歌声も、雄叫びを上げるよう勇壮に突き進む。なんて情熱的な歌だ。沸きだす気持ちを楽曲へダイレクトにぶつけたこの歌には、今のCANDY GO! GO!の意志が記されている。またここに、メンバーとファンたちとの絆を強く結び合う新しい楽曲が誕生した。


 この勢いを胸に、CANDY GO! GO!は11月16日のHOLIDAY NEXT NAGOYAでのワンマン公演へと突き進む。リーダーのなぎさりんは不在になるが、それはハンデではない。むしろ、メンバー一人一人がCANDY GO! GO!としての魂を背負ってるという生きざまを、より明瞭に示す場になるはずだ。次は、名古屋公演の模様をお届けしよう。


TEXT:長澤智典


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★音源情報★

「The last of days」

2019年12月10日発売!!

「The last of days」

「Let it rain」

「Find it !」


PCI MUSIC サイト



★LIVE情報★

怒涛の全曲バンド付きでの2時間~

*来場者特典~なぎさりん作:ワンマン恒例のCANDYオリジナルPASSをプレゼント!


CANDY GO!GO!

名古屋での今年2回目のワンマンLIVE!!

「GIGS 2019 in NAGOYA 2nd.」

開催 2019年11月16日(土)

会場 HOLIDAY NEXT NAGOYA

時間 開場16:00~ 開演16:30~ (終演予定18:30)

料金 前売1500円 当日2000円 各1D代別 ※再入場不可

出演 CANDY GO!GO! with BAND(休演:なぎさりん)


(公式Webサイト予約フォームより)



★本年ラストのバンド主催!55分ステージ!!

CANDY GO!GO!主催

「NEXT-Girl's ONE in O-NEST」

日程:11月25日(月)

会場:TSUTAYA O-NEST(渋谷)

OPEN18:00 START18:30

料金:予約&前売2500円 当日3000円 各1D代別


出演

CANDY GO!GO! with BAND

道玄坂上り隊

・ゲスト2~3組予定


(公式Webサイト予約フォームより)


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