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  • 執筆者の写真yasu

「九州女子翼」、一カ月ぶりの東京定期で、瑠菜&詩絵里は進化した歌唱力を存分に発揮。1幕目の景品で“バンジージャンプ”を獲得するも、実玖は「嫌だ、無理だ」と大号泣

 九州発のガールズグループ・九州女子翼の東京定期公演となる「九州女子翼定期公演 第二十七片 in TOKYO」が3月25日(水)、AKIBAカルチャーズ劇場で行われた。もともとは3月7日に予定されていたものだが、新型コロナウイルス防疫のため、同日に延期されたという経緯。また当日は、まだ外出自粛要請が出される前の公演であったが、来場者にはマスク着用、手洗いの励行など、できうる限りの新型コロナウイルスへの対策がとられた中で実施されたことも、付記しておきたい。


 さて、今回の1幕目は、久々(?)の「クイウジョシオネア」だ。全15問の問題に答えると豪華景品がもらえる、というものだが、どうも最近の内容(景品)を鑑みるに、罰ゲームの様相が強くなっているようにも感じる(笑)。それはさておき、今回は8問めまで正解(鈴川瑠菜)にこぎつけ、次の9問めに挑んだ新谷香苗が、残念ながら失敗。ということで、8問めの景品(と言えるのか?)「バンジージャンプ」が決定。「嫌だ嫌だ嫌だ、無理無理無理無理無理無理……」と泣き叫ぶ実玖を横目に、ほかのメンバーは「楽しそう」と笑顔を見せていた。いつ、実施されるのか、楽しみに待ちたいと思う。


 続く2幕目はソロカバーコーナーだ。トップバッターの香苗は、普段はボーイッシュ、またはフリフリキュートガールといった衣装が多いのだが、今回はなんとロングスカートのスケ番風の出で立ち。高めの位置に縛られたポニーテールも似合っており、スケ番刑事初代・斉藤由貴を思い出すよう。歌は、山本愛理のお株を奪うアノグループのもので、飛んで跳ねての振りと、ハイキーボイスで見事なステージング。瑠菜は、90年代を代表する歌姫のアノ楽曲に挑戦したが、持ち前の量感のある低域ボイスと凛とした表情、少しミスマッチなキュート&セクシー衣装で、集まったファンを魅了していた。バスケがしたくなった。


 さて、3番手の実玖には曲縛りがあり、国民的グループの有名なアノ曲をキュートに歌唱してくれた。振りも小道具(?)も可愛らしく、歌唱中の表情も抜群なもの。さっきまで不安そうな顔で泣き叫んでいた子と同一人物とは思えないほど(爆)。山本愛理は、彼女にしては珍しい選曲に感じるが、安定の歌唱力と表現力で、楽曲の世界を豊かに構築していた。見た目は、魔女の宅急便のキキ(笑)。トリは最近、歌唱力・表現力に格段の進化を魅せている詩絵里だ。変調気味なメロディをしっかりとトレースしながらの歌唱であり、赤(朱色?)のドレスとも相まって、まさに歌姫といった雰囲気。CRAYONSの中村(ちーぼー)とのデュエットも見てみたくなるほど。こんなに見事なステージを見せてくれる子が、普段はオヤジギャクを連発しているとは……世界は広い。最後は、定期恒例の「ギュッと手を繋いで」を5人で斉唱して終了だ。


 最後の3幕目は、待ってましたのライブ本編。「私だけのarmor」から、「TAKE WING」「fruits music」「Merry Go Round」「絶対零度」「I Am Love」「空への咆哮」と一気呵成に歌唱。東京では、前回の定期(2月24日)以来のステージングとなったが、その間のブランクを感じさせない、女子翼らしい切れ味抜群のパフォーマンス。中でも、「Merry~」や「絶対~」の歌い出しを担当する瑠菜や、詩絵里の歌唱力は、また一段高みへとのぼった印象。アンコールを受けての「fair wind」をもって、東京定期は無事終了した。 九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW



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