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執筆者の写真yasu

フォンチー/越南・日の親善大使になりたい! 女優・MCとしても活躍中。

 アイドリング!!!メンバーとして活動したのち、現在は女優、MC、ラジオパーソナリティとしてマルチに活躍しているフォンチーが先日、自らの出自でもあるベトナム映画のトークイベントに出席した。ここではトークイベント後に、映画の話、ベトナムの話、今後の目標などについてインタビューした。



――今日は、ベトナム映画「漂うがごとく」「ベトナムを懐う」のトークイベントお疲れさまでした。  ありがとうございます。自分が出演している作品じゃないのに、舞台挨拶に登壇していいのかなって思いながらトークショーをさせていただきました(笑)。

――ご自身の経験も合わせて貴重なお話が聞けたと思います。  ありがとうございます。やはり、こうしてベトナム関連のお仕事に呼んでいただけるのはうれしいですし、これからもやっていきたいことなので、すごく光栄ですね。

――ベトナムをどのように広めていきましょう。  後々は親善大使になって(笑)。できるなら、そこまで突き詰めていきたいです。現在、日本で活動しているベトナム人はあまりいないので、一緒に活動する仲間も増やしていきたいですね。私にしかできないこともあると思うので、頑張りたいです。

――ほかにも、毎年6月に開催されているベトナムフェスにもMCとして出演されていて、トークはもうお手の物ですよね。  いえいえ、記者さんもご存じのように、もともとアイドリング!!!の時にもそんなにしゃべれるキャラじゃなかったじゃないですか(笑)。でも、アイドリング!!!在籍時に、ベトナムフェスに呼んでいただいたのが、MCを始めたきっかけなんです。当時は中村尚登アナウンサーがメインで、私はサブMCという立ち位置で、一年目はもう、進行もトークも全然でしたけど、お陰さまで7、8年続けてやらせていただいていますので、最近は、中村さんにも、「ビール飲んでくるから、あとよろしくねー」って、任せていただけるようになりました(笑)。これからも続けて行きたいです。

 ベトナムフェスのMCをやらせていただくようになってから、ほかのイベントにもMC(司会)として呼んでいただけるようになったんです。そうしてお仕事をいただける機会がうれしいですし、いろいろなことにつながっていくのか有り難いですね。

――アイドリング!!!卒業後は主に女優として活動されてきました。  もともと、芸能界に入りたいと思ったのは、歌とダンスをやりたかったからなんです。蓋を開けたらアイドリング!!!メンバーになって! 歌とダンス以外のこと--MCやお芝居など――もたくさん経験できました。その中で、メンバーや升野さんとのやり取りを通して、トーク力も磨かれていったのかな、と。恥を捨てることも教えてもらいました(笑)。

 そうした活動の中で、自分がやりたいと思っていることじゃなくても、自分ができるのであれば、あるいはそう求められるのであればやってみようって思えるようになりました。

 そうしてやってみたら、その活動の中にも楽しみや面白さがあって! そういう発見にうれしさを感じていますね。最近は、さまざまなリクエストに応えられるように、もっと勉強しようって思います。

――アイドリング!!!メンバーは、卒業後にさまざまな方面で活躍されていますね。  そうなんです。そこでの経験が活かされているのかなって感じますね。

――今回は、映画の紹介(トークイベント)でしたが、映画は結構観られるのですか?  はい。もともと、映画鑑賞は好きで、最近は洋画でも、日本語字幕を見なくても意味が分かるし、言葉を聞き取れるようになってきました。いくつになっても得られるものがあるのは嬉しいですし、自分に吸収できるものがまだまだ、それこそ無限大にあるんだって思うと、日々が楽しいです。

――ちなみに、書くほうは?  日本語はすごく好きで、一時期、漢検を取ろうとして、四文字熟語とか一所懸命勉強していたこともありました。ゆくゆくはやってみたいことの一つですね。

――そういえば、今日、紹介したベトナム映画は、日本の高度成長期のころの雰囲気を持っていました。  そうですね。ベトナムの歴史を映画のストーリーの背後に感じますので、ベトナム戦争以後に辿ってきた道のりを、映画を観てくださった方に感じ取ってもらえるんじゃないかなって思います。あまり知られていない、ベトナム人から見た、ベトナムの歴史ですね。

 ただ、そうは言っても私もそんなに(ベトナムの)歴史に詳しいほうではないんです。ベトナム人とは言え、日本生まれ、日本育ちですから。だからこそ、もっと自分の故郷のことを知りたくなるし、知ってもらいたいという思いも強いので、人一倍勉強するようになりました。こうしてベトナム関係のお仕事に携わらせていただくのはいい経験になるし、勉強にもなりますね。

――日本育ちですけど、徐々にベトナムへの思いも強くなってきた?  そうですね。正直、日常ではそんなに意識してこなかったのですが、こうしてベトナム関連のお仕事をすると、私ってベトナム人なんだって思うし、ベトナムを知っていくうちに、日本との違いも意識するようになってきたし、両方のことを分かる(理解できる)私にできることをもっとしたい、という意識が強くなってきました。どちらも故郷ですから!

 だからこそ、ベトナムフェスの司会だけは、ずっと私がやっていきたいなって思います。譲りたくないです!(今年は6/8、9に開催)

――ちなみに、ベトナム映画に出てくる男性はみんな子供っぽいですね。  ベトナムは女性が強いし、働き者なんです。「漂うがごとく」では、食後に昼寝する男性が描かれていますが、ほぼその通りです(笑)。

――すると、結婚相手は?  どうでしょう。ベトナム人と日本人のいいとこどりというか、中間ぐらいの人がいいですね。男性(旦那)にも、もちろん働いてもらって、私も働く、と。(私は)家にこもるタイプではないと思うんです。常に刺激がほしいので、ジッとしていられないんですよ。

――最後に、4月24日より舞台「ベター半分」に出演されます。  ありがとうございます。物語は、2020年代にはAIが人間よりも活躍しているのではないか、と言われていますが、それをベースに、人間がAI化した近未来を描いています。

 果たしてAI化して幸せになれるのか、人間らしい感情は必要なのか、不要なのか、といった葛藤なども盛り込まれているんです。確かにAI化すれば、仕事の効率は上がって、チラシにも書いてあるように、増えた余暇をAI人間は、娯楽――趣味や副業、セックス――などに費やしていますが、本当にそれが幸せなのか? それがテーマになっています。

 私の役どころは、最初は人間らしい人間で、それがAI化して……というもので、ビフォー、アフターのお芝居の違い――そこが面白いそう――を、見てほしいですね。プライベトでは言わないようなセ

リフがポンポン出てきますので、お楽しみに。


舞台「ベター半分」 4月24日より28日まで、上野ストアで上演 <キャスト> 斉藤佑介、フォンチー、佐藤ゆうき、宮崎篤臣、倉冨尚人ほか


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