関西アイドル界の長姉的存在、Yes Happy!が11月2日にワンマンツアー「おんぶにだっこツアー!2019」の東京公演を新宿・新宿RUIDO K4にて開催した。約2時間にわたって人気ナンバーやレア曲をたっぷりと披露、Yes Happy!というユニット名通りの前向きでポジティヴな空気を東京のファンに届けた。
この日のために用意した新衣装で現れたふたりは、オープニングの「キミラシック」から絶好調。あるときは観客のひとりひとりに目を合わせるように、そしてまたあるときはさやか・こころが互いにアイコンタクトをとりながらハッピーなステージを繰り広げていく。天井につるされたミラーボールも2曲目の「RADIO STAR」からキラキラ光って回り、「We are always happy!」では観客との熱いコール&レスポンスも。「恋の方程式」「DA-TTE」など近作シングルからのカップリング曲がじっくり聴けるのもワンマン公演のいいところだ。
続いては5曲連続をノンストップで披露。N極とS極をイメージさせるキュートな振り付けがついた「磁石」、さらに「wonder!」、アーバンな「夜行逃亡」、「バイバイ」、日本のシティ・ポップを掘り集めている海外のクラブDJも喜ぶに違いない「last summer」(waybeeの藤村佑樹が作曲)で魅了した。ニューシングル『Are You Happy?』からの「never mind」ではファンのペンライトがいっそう高く掲げられ、さらに代表曲「理想的なラブソング」、「ひこうきぐも」へ。「ひこうきぐも」のイントロが始まって数秒で客席から巻き起こったどよめきは、たしかに怒涛のようだった。
ステージ後半では、ここぞとばかりに盛り上がり系ナンバーを連発。ディスコ調「ダンスリメンバ」、さらにアイドル版酒飲み音頭と呼びたくなる「カンパイソング」、waybeeのカヴァー曲「NIGHT CRUISING」を経て、再びディスコ調「TOMONIODORE!」で場内を沸騰させていく。MCでは、「おんぶにだっこツアー!2019」の最終公演が12月29日にOSAKA MUSEで行なわれることにも触れ、これまでの集大成、そして未来への展望をこめたステージになると告知された。
そして最新シングル『Are You Happy?』のタイトル曲、さらに「ラブアンドピース!」、“これを聴かなければイエハピのライブに来た気がしない”との声も高い「ダーリン」を勢いよく披露。「Good Bye My Friend」では観覧に来ていた友人のWHY@DOLL(先日の2マンライブのレポートは https://idolslove.wixsite.com/idollove/post/whydoll-191015 参照)のことを思ってか、こころが涙ぐむ場面もあった。予定になかったオーラスでは、「Are You Happy?」を再びパフォーマンス。この勢いを維持、いや、さらにパワーアップさせながら、さやかとこころはMUSE公演まで突っ走ってくれることだろう。「解散はしません」と力強く語ったYes Happy!、ふたりの今後がさらに楽しみだ。
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