舞台製作集団「SHIZUKA」による冒険時代劇「『静の国物語』第一章」の製作発表会見が都内で行われた。
これは現代劇を手掛けてきたSHIZUKAによる、初の時代劇作。時は戦国。平穏に領地を治めていた領主・草壁が急逝したことで、反目していた異母兄・正高がこれを機と捉えて挙兵。攻め込んできた。迎え撃つ草壁が娘・珂瑠姫は、かつて父が龍神より賜わりし三種の神器を探そうとするのだが……というのが大まかな物語。
主演珂瑠姫を演じるのは、ヤンチャン学園音楽部でも人気の木保英里香。一方、謀反を起こす正高には、日本舞踊界のホープでもある藤間直三を起用するなど、充実の布陣。さらに、ミスFLASH2019の阿南萌花も重要な役回りで登場する、注目だ。
ここでは、木保英里香&阿南萌花のインタビューを紹介します。
【木保英里香】インタビュー
――主演が決まった時の感想をお願いします。
素直に嬉しい気持ちと、自分にこんな大役が務まるのかという不安の気持ちの、半分半分でした。今でも主演という言葉がまだ自分の中でくすぐったく感じていますが、その言葉が似合うような役者になれるよう、日々頑張っております!
――自分の役についてどう思いますか?
演じていてつくづく思うのは、珂瑠が羨ましいです(笑)! 珂瑠は静の国の姫なのですが、国民みんなに愛され、そして慕われ、珂瑠を取り巻く全てが温かくて……毎日を平和に過ごしているのですが、父の病気やお兄さんとの対立を機に、強い女性へと成長していきます。その過程を皆さんにも温かく見守って頂きたいです!
――物語ではお兄さんとの対立になりますが、兄弟についてどう思いますか?
私は一人っ子ですから、兄弟喧嘩みたいなものは羨ましいなぁと思います。なので、自分にお兄さんがいたらどんな気持ちなのかなと、日々考えています。
――丑、寅、自然について
この3人とは血は繋がっていませんが、珂瑠にとってはこの3人含め、国民みんなが家族みたいな存在なんだろうなあと感じています。中でも丑、寅、自然の存在は特別で大切で、血より強い繋がりを持っていると思います。そんな3人や静の国の国民みんなを守りたいという気持ちが珂瑠にとって活力となり、最終的には国を治める者として成長していくので、そこを皆様にとって見守っていただきたいです!
――大変だった、苦労したところ
役作りですかね。お姫様という存在が身近になくて、自分とは遠い存在だったので、普段の自分のお芝居では全く歯が立たなくて……。なので、お姫様になりきるために、作中のストーリーでは出てこない、裏設定のようなものを自分で作って、始まる前にそれを思い出しながら芝居に入るようにしています。あとは今作の稽古期間中は私生活でも普段の自分より上品に振る舞うよう心掛けています(笑)!
――注目して欲しいところは?
本格的な殺陣アクションや、歌ダンス、そして引き込まれるようなストーリーでみどころ満載なのですが、そんな舞台をより一層引き立てるステキな衣装に注目して頂きたいです! 時代劇と聞いて、着物を想像していたのですが、初めて衣装をみたとき想像を覆されました(笑)! いい意味でね! ステキな衣装をデザインして頂いたので、そちらにもご注目ください! そして昼公演終演後には、3日間ともトークショーが行われます! 私の活動しているアイドルユニット「ヤンチャン学園音楽部」のメンバーが日替わりで来てくれます! そちらもぜひお楽しみに!
【阿南萌花】インタビュー
――今回のご自分の役について教えて下さい。
私は侍女の紬役以外にも、色々な場面で色々なキャラクターに扮して、踊ったり殺陣をしたりするので、そのあたりもぜひ注目していただけたらと思います。
――今回の舞台の見どころについて教えて下さい。
今回の舞台は笑いあり涙ありの、老若男女問わず誰でも楽しめる作品になっています。ぜひお友達や御家族と一緒に観に来ていただきたいです。
――主演の木保さんは同じ事務所ですね。どちらが先輩なのでしょう。また、普段はどんな関係ですか?
年下だけど、えりちゃんは事務所の大先輩です。普段からしっかりしていて、年下とは思えないほど気さくにお互い話せる関係です。見習わなきゃいけないところが沢山あって、とても尊敬しています!
――ミスFLASHとして、イメージDVDも予定されています。
ミスFLASH2019 DVDに引き続き、セカンドDVD「紫苑」を発売させていただきます。「あなたを忘れない」という花言葉がそのままタイトルになっていて、ミスFLASH2019の初々しさから一転、大人っぽい内容になっています。今の自分に出来る最大を表現できたと思います! 120点です!
舞台「『静の国物語』第一章」
10月12日(土)より14日(月・祝)まで、渋谷伝承ホールで上演
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