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  • 執筆者の写真yasu

「CRAYONS」、一年ぶりのワンマンを最高の盛り上がりで完遂! アルバムもデイリーランキング3位を獲得し、2020年のスタートダッシュを決めた!

更新日:2020年2月4日

 4人組のアイドルグループ「CRAYONS」が1月11日(土)、大塚Deepaでワンマンライブ「Be best perfectly imperfect.」を開催した。タイトルは、直前の1月8日に発売したばかりのフルアルバムと同じであり(デイリー3位、ウィークリー26位を獲得!)、日本語に訳せば、「完全に不完全な状態は最高です!」となるのだろうか? とはいえ、約2時間、アンコールを含め全21曲を披露したライブは、セットリストをメンバーが考え、さらに4章立ての構成とするなど、ステージの見せ方にもこだわった仕上がり。章ごとには際立った特徴があり、見て、聞いて、(種明かしを聞いて)感動すること間違いなしのステージ。大盛り上がりのワンマンとなっていた。



 さて、そんなワンマンのオープニングは、メンバーカラーの垂れ幕に(それぞれのメンバーが)シルエットで登場するというカッコいいもので、その幕がスッと落ちてスタート! を狙ったようだが、残念ながら仕掛けは不発(笑)。メンバー自身が幕を引き落とすというハプニングもあったが、結果としてそれも会場の盛り上げに一役買っていたようだ。



 「We are CRAYONS」から始まった1章は、アップ・スローとテンポを変えた曲が並び、同じアップであっても曲の雰囲気の違うものを選ぶなど、CRAYONSの持ち歌(曲)の多彩さを如実に感じられ、聞いていて楽しい演出。歌声も、月一の定期と比べると高域がスッと伸び、耳に心地よいものだった。


 続く2部は、ソロコーナーだ。メンバーそれぞれがかわいい衣装に身を包んでソロ曲を歌うのだが、ちやみとみゆうはファンからいじられまくっていて、ちやみに至っては今回のワンマン中、何度(CRAYONSを)辞める、と言ったことか(笑)。さて、本題に戻すと、みゆう(奥野未悠)「すき。」、ちやみ(小林千耶美)「自己啓発的シャングリラ」、えび(恵比原愛莉)「Clone」、ちーぼー(中村千紗)「  」の順番で歌唱。中でもグループ歌唱時にも際立った声質を誇るえび&ちーぼーは、見事な歌声を聞かせてくれた。なぜ、ちーぼーの曲名が空欄なのかと言えば、今回初披露の新曲であり、曲名が決まったのが、歌唱後だったから。裏話を書いてしまうと、実際にプレスやスタッフに配られたセットリストにも、曲名が書かれていなかったのだ(笑)。好きな人にうまく気持ちを伝えられない女の子の心情を歌った歌詞に聞こえたが、作詞したちやみによれば、「ちーぼーをお姫様にする」ことをイメージして作ったそうで、結果は「あなたのお姫様」に決定。次に聞けるのはいつになるだろうか?



 さて、続く3章は起承転結の“転”にあたるだけに、1章の構成に磨きをかけた、さまざまなメロディが楽しめる雰囲気のあるゾーン。曲間には多少のインターバルはあるものの、ほぼノンストップの構成で、一気呵成に5曲を歌い切っていた。「My Favorite Girl」でメロディアスな雰囲気を振りまいたかと思えば、バラード調の「君と」では一転、会場の情感を高め、12月定期の新曲「With you…」では(多少時期はズレるが)ホワイトクリスマス的な厳かさというか、カップルで過ごす多幸感を味わわせてくれた。最後はかっこいい「Lost Love」と、アップテンポで盛り上がり必至の「ぴょんぴょんBEYOND!」で締めだ。


 その「ぴょんぴょんBEYOND!」の盛り上がりを受けたファイナルとなる4章では、今までの熱気を塗り替えるような、大盛り上がりの楽曲を集めた沸きゾーンという構成。ちーぼーの歌い出しの歌声が見事な「片想い」から始まり、必殺の「スタートラインズ」でさらなるヒートアップを巻き起こし、英語の歌詞もカッコいい「Force Force」、歌い上げるような名曲「逡巡のエモーション」で、場内の感情をマックスに高めたあとは、まさかの「夏恋」がラストソング。「夏みたいに盛り上がろうぜ」の掛け声にのせられ、会場の熱気はもう一段上がり、「熱い 熱い 熱い 夏」と描かれた歌詞のようなうねりをもって、本編は終了だ。



 すかさず熱いアンコールが巻き起こり、それに応えて再び登場してきたメンバーは(ワンマンTシャツにお色直し)、「スタートラインズ」「ぴょんぴょんBEYOND!」を熱く歌唱し、最後の最後はMVも公開(1/20)された「片想い」で終了だ。奇しくも「スタート~」「片想い」ともに、ちーぼーが歌い出しを担当しており、聞く(歌う)ごとに磨きがかかっていくその歌声は、まさに聞き惚れるという言葉がぴったりな印象。ちーぼーのソロワンマンも聞いてみたい、と思わせるに充分な出来栄えだった。


 さて、そんな今回のワンマンは、発売時期は未定だが、DVDになるそうなので、会場に集ったファンは当日の模様を追体験できるだろうし、未見の方には、CRAYONSいまの真髄を味わえる作品となるだろう。デイリーランキング26位を獲得したアルバムも発売中であるし、CRAYONSの勢いはまだまだ高まっていくはずだ。なお、次の定期は1月24日(金)に、恒例の浅草橋マンホールで開催予定となっている。



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