二人組のオーガニックユニット・WHY@DOLLが6度目となるTIFに今年も出場し、TIF2019最後となる、そしてWHY@DOLLとしても最後となる舞台=ドリームステージ(8/3、17:40~)に臨んだ。時間的には前日スカイステージよりも約1時間早いが、早くも薄暮の始まりを感じられる、やわらかい光が会場を包み込んでいた(バックの画面には昨年同様、浦谷?手書きの「WHY@DOLL」の文字が表示されていた)。
そんなTIFラストステージは珍しく、トークからスタートだ。「6年前、初めてTIFに出演した時に立ったここドリームステージに、最後に立てて幸せです」(浦谷)、「いろいろなステージがある中で、ここに集まってくれた皆さんに、感謝の気持ちを込めてステージをお届けしたいと思います」(青木)というコメントの後、まずは「Tokyo Dancing」からライブはスタートだ。スローなメロディと二人のハーモニーが、マジックアワー迎える空間を十全に満たし、会場に集ったファンの心を温めてくれる。Wow Wow Wow Wowと合唱するところは、TIF2018のスカイステージ(のラストでも歌った)が思い出されるようだ。正確に測っていないが、少し尺を短くしたようで、メドレー調で次の「Magic Motion No.5」へとバトンを渡し、「It’s all rights?」「恋なのかな?」(会場には満開の指ハート)をノンストップで披露。
「次がラストの曲です。手を振る振りがありますので、一緒に手を振って、素敵な景色を作りたいです」という青木のコメントの後始まったのは、二人のこれからを先取りしたかのような「ケ・セラ・セラ」だ。まるで、二人のTIF最後の姿を惜しむように、会場のボルテージは一機に燃焼し、大きな拍手が、声援が巻き起こり、気持ち涙声になった二人を暖かく包み込んでいた。
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