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  • 執筆者の写真yasu

アリスインプロジェクトの最新舞台「真約 魔銃ドナー」いよいよ上演開始。ド派手なアクションだけでなく、繊細な心理描写も楽しめる1作

 演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「真約 魔銃ドナー」のゲネの模様が8月7日、報道陣に公開された。



 これは、2015年初演の「魔銃ドナー」の関西版「魔銃ドナーKIX」(2015年)のリブート作となるもの。演出・脚本は、同KIXを担当した細川博司氏が行い、初作で松多壱岱が手掛けたアクションをより深化させた注目作だ。バイツ(吸血鬼)やドナー(バイツを倒すために組織された特殊隊員)の使う武器類も細部まで作りこまれており、ドナーが自らの血を弾に込めて……という、いままで仕草で表現されていた設定も、小道具として再現されている。


会見の模様はコチラ→


 物語は、会見の記事で紹介した通り。千年王国建設を夢見る貴族バイツの彼岸子(白石まゆみ)を軸に、彼女が見染めた女優・桜子(神村風子)、彼岸子の策略を止めようする同じ貴族バイツのハイネ・アドラー(こみつじょう)、バイツ狩りを行うドナー隊メンバーのレイカ(錦織めぐみ)や浅倉神酒(里於奈)、あるいはバイツ狩りの総本部であるバチカンより派遣されたシスター・ベルデナッド(羽柴なつみ)、クルセイダー・コートニー(長谷川麻由)などが入り乱れての、一大アクションを展開してくれる。


 ドナー隊のガンアクション、バイツメンバーの肉弾戦(主にエリー:国井)、コートニーの剣技と、さまざまなアクション要素(&武器)が随所に盛り込まれ、まさにアリスインの細川博司の面目躍如たる出来栄え。


 また、そうしたハードな展開の中に点在する、浅倉神酒の心の支えとなる浅倉玉串(水湊あおひ:月組)の可憐な芝居・表情も見どころだろう。


 ここでは、ゲネ後の会見の模様を抄録する。

白石まゆみ 怪我する人もあまりなく、こうして初日を迎えられて誇らしい気分です。私は初舞台ですごく緊張していたんですけど、みなさんに支えられながらここまで来ることができました。袖から見たみなさんの演技は、きらきらと輝いていて、そうした作品に関わることができて、すごくうれしいです。千秋楽まで、全力を出し切って頑張っていきたいと思います。


里於奈 とても緊張していて、裏でバクバクしてました。皆さんも緊張していると思いますが、支えあって助け合ってこうして無事にゲネを終えることができて、すごく楽しかったなって思えました。まだまだ満足できない部分もたくさんありますが、最後まで全力で突っ走っていきたいと思います。


神村風子 この座組で一カ月間稽古をしてきて、こうして初日を迎えることができてうれしいです。初舞台の子もたくさんいますけど、みなさんまっすぐで一所懸命で、(作品に対する)熱い気持ちが伝わってきて、それが形になりました。その熱い気持ちをもって、もっともっと作品をよくしていく自信があるので、最後まで力を合わせて、いい作品を紡いでいきたいと思います。


水湊あおひ 本格的な舞台に出演するのは本作が初めてで、すごく緊張しています。全18公演あるので、最後まで笑顔で一所懸命頑張りたいと思います。歌のシーンでは、私に注目が集まる振りもあって緊張しますが、自信をもって最後まで玉串を演じられるように頑張ります。


 なお、本作の主題歌は今回、CD化され、劇場限定で発売中だ(1500円)。演奏は今話題のガールズブラスバンド・東京ブラススタイルが担当し、なんとメインキャスト3名――白石、里於奈、錦織が歌唱しているという。「かっこよくてクールな仕上がりになっているので、たくさんの人に聞いてほしい」(白石)。



舞台「真約 魔銃ドナー」

8月18日まで、池袋シアターKASSAIにて上演中

<キャスト・シングル>

白石まゆみ 里於奈 神村風子 こみつじょう 羽柴なつみ 草場愛 河地柚奈 國井紫苑 鈴木千菜実 沖田桃果 天音 長谷川麻由 夢月 梅原サエリ 着崎花梨 東城希亜 泉谷裕美





<キャスト・変則W>

錦織めぐみ 結城美優


<キャスト・W月組>

水湊あおひ 佐々木円 増田南美 菜花まりあ 森本ゆき 佐藤真代




<キャスト・W星組>

朝倉奈珠希 須田理夏子 古川杏 琉河天 未棟友理奈 戸村美優




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