top of page
  • 執筆者の写真yasu

「栗生みな」、名作舞台の最新版「アリスインデッドリースクール コネクト」で人間味を増した新たな紅島像に挑む。翌週には主演舞台「ナナステ」、年明けにはヒロイン作「ディープロジック」も公開

更新日:2019年11月8日

 演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「アリスインデッドリースクール コネクト」が11月7日より新宿村LIVEで上演される。同カンパニーの旗揚げ作であると同時に、再演希望ナンバーワンの注目作だ。製作発表会見の模様は別項に譲るとして、ここでは物語の中で重要な役回りを持つ紅島を演じる栗生みなにインタビューした。


会見の模様はコチラ


――出演おめでとうございます。会見では、今回の紅島は前回と違うと仰っていました。

 そうなんです。最初に台本を読んだときは、前回の役に引っ張られる部分もありましたけど、立稽古をしてからだいぶ変わってきた印象はありますね。



――具合的には。

 人間ってイライラしていても、それをどれだけ抑えるかがが社会的に求められることだと思うんです。泣くにしても、いつも泣いているわけにはいきませんから、それをどれだけ堪えるかになるんですけど、その堪えるにフォーカスしたお芝居に重きを置いているんです。怒る時にそのまま怒るのではなくて、抑えて抑えて抑えた結果出ちゃった、みたいなところに注目して、役作りをしています。なので、お客様からしたら怒らない紅島に見えるかもしれませんけど、内では沸々としたものがあるんです。



――ある意味人間らしさが増す、と。

 そうですね。紅島は“ヤンキー”と言われていますけど、ヤンキーと見ているのは周りであって、自分ではそんなこと思ってないと思うんです。そうした本質を追求した芝居にしたいと考えています。だから、昨年の紅島は、演じちゃったなっていう反省があるので、今回は内あるに秘めたものを感じながらリアルに生きて、お客様に新たな紅島をお見せして、どう感じてもらえるのか、楽しみです。



――栗生さんの芝居は、役になり切るタイプだと思いますが、それでも昨年は演じすぎたと感じてしまった。

 そうですね。そこには、この一年の栗生みなの成長もあると思います。昨年の紅島は、一人でがなってしまっていた部分があるんですよ。一人で(場の)空気を変えようと意識しすぎていて、私(紅島)がみんなを引っ張らなくちゃって。


 でも今回の作品は、たくさんいるキャラの中の一人という立ち位置で、目立つこともなく(まあ目立ちますけど・笑)作品の中で生きている紅島というのをすごく目指しているんです。より自然に見てもらえると思います。



――そして、本作が終わると同じ会場ですぐ「ナナステ スイーティブ・ストーリーズ」(11/13~)が上演となります。

 ありがとうございます。そうなんです、ヤバいですよもう。でも、久々の主演なのでうれしいですね。物語としては、2年前の前作から派生した展開になっていて、もちろん歌ありダンスありで、芝居パートについては、より分かりやすくなっていると思います。


 前作では私が演じるのっちょんがストーリーデラ―として物語を説明していましたけど、今回はいろいろなキャラが心情を吐露するシーンもたくさんあるので、それぞれのキャラが立つ(目立つ)と思います。


――ファンは2週続けて新宿村LIVEで栗生さんが見られるわけですね。

 本当に有り難いです。


――そして、さらに来年1月には「Dプロジェクト」改め、「ディープロジック」が公開となります。

 うれしいです! もう4年越しの作品になりますから、こうして公開できることが本当にうれしいです。すごくたくさんの方の力があって完成しているので、そんな作品に出演させていただけて、形になって公開されて、めちゃくちゃ有り難いですね。みんなで創り上げたので、広く知ってもらってこう、大きなところに行ってほしいという気持ちはあります。


――2019後半から2020初旬は、栗生イヤーですね。

 ありがとうございます。これからも毎公演、自分の成長をお見せできるように頑張ります。


舞台「アリスインデッドリースクール コネクト」

11月7日(木)から10日(日)まで、新宿村LIVEで上演


<キャスト>

堀越せな 白石まゆみ 栗生みな 八坂沙織 三浜ありさ 佐伯香織 永瀬がーな 草場愛 若松愛里 國井紫苑 天音 長谷川麻由 結城美優 東城希亜 太神陽 中島明子 宮ノ尾友美 山本太陽 真島なおみ 錦織めぐみ 石川凜果




閲覧数:170回0件のコメント
bottom of page