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執筆者の写真yasu

「ミライスカート」、10月の定期公演はかわいい黒猫コスプレでステージングし、イエハピ・さやか作詞の「あなたとなら」を東京披露! そして、再びagehaspringsからの楽曲提供が可能に!

 京都発のアイドルユニット・ミライスカートが10月27日、東京アイドル劇場(品川)で、月一の東京定期公演を開催した。



 今月13日には、前回の記事でもお伝えしたように、地元開催のイベントで、ミライスカートの今後についてのうれしいお知らせ(発表)が無事に行えたようで、本日の定期では実に晴れやかな表情でステージに立っていた。



 その内容をかいつまんで紹介すると、以前楽曲提供を受けていたagehaspringsより、再び楽曲提供を受けられるようになったこと、そして現在ミライスカートの運営を行っている児島エンターテインメントを解散し、新たに株式会社aoi loco festaを作って業務を引き継ぐこと、の2点となる。2017年7月1日に、一人残され、震える声でステージに立った彼女。しかし、確固とした意志を持って、一人になっても「ミライスカートを続ける」と力強く宣言してくれた。それから2年。我々の想像を絶するさまざまな苦難が待ち構えていたと思うが、見事それらを乗り越えた先に迎えた10月13日。新たなミライスカートの未来が始まった瞬間と言えるだろうか。



 さて、ライブ本編に話を戻すと、今月は10月ということで、昨年に続いてコスプレ衣装で登場だ。昨年は、メイド風衣装でファンの心臓を打ち抜いていたが、今年は耳の付いたかわいらしい黒猫風のもの。これまで、我々の想像の斜め上どころか4次元空間に引き込むようなコスプレ(空港滑走路敷地内で働く・グランドハンドリングなど)もしたことがあるそうだが(筆者・未見)、アイドルらしい王道的な衣装に、集まったファンも大喝采を送っていた。



 オープニングナンバーは、逆境を乗り越え、ある意味無我の境地に達したであろう状態で歌唱する「逆境ガール」だ。前回の定期では「逆境を乗り越えたんです」と、嬉しそうに宣言していたが、今回は「順境ガール」と形容できるほど、生き生きとした表情で、先月よりもさらに高域の伸びがよくなり、キラキラと輝くスゥイーティな雰囲気に溢れた歌唱が堪能できた。それは、歌い方かブレスを変えたのか? と思わせるほどの変わりようであり、語尾にかかるビブラートが、美しさや華やかさをより引き立てていた。


 その印象のまま「旅行の友」、「ナモナイオト」、そしてミライスカートと言えばこの人(会社)、agehasprings作の「パッセンジャー」、そして「Beautiful Days」が披露され、会場(東京アイドル劇場)はまさにミライスカートが満ち溢れ、AKIBAカルチャーズ劇場での第一次定期公演が始まった2016年4月を思い出させる多幸感に包まれたステージとなっていた。


 最後は、13日に披露された、朋友Yes Happy! のさやかが作詞した、児島エンタ最後というラブソング「あたなとなら」だ。80年代風の少し懐かしいテイストのメロディに、明るい未来へ向けて一歩を踏み出して行こうというメッセージを感じる優しい曲だ。こうした曲を楽しげに歌う児島の姿に、ファンはミライスカートの明るい未来を感じたのではないだろうか。


 ミライスカートは来月11月には、東京での公演が多数予定されているので、ぜひSNSをチェックしてほしい。なお、次回定期公演は11月24日(日・時間未定)だ。



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