九州発、5人組のガールズグループ九州女子翼が9月16日、代官山UNITで行われたポニーキャニオン主催のアイドルフェス「ミュージックパーク」に出演。今回の公演は16組ものアイドルが出演する盛況なもので、九州女子翼は9番手として16:55からのステージに立ち、会場に集まった多くのファンたち熱い飛翔で盛り上げていた。
さて、九州女子翼は9月中旬の一発目の3連休は、13日(金)から東京遠征を行っており、前日の15日には、AKIBAカルチャーズ劇場で月一の定期公演を終えたばかり。その勢いに乗ってのステージングは、まさに、彼女たちが常々口にしている熱さと激しさを体現するかのような見事なものとなっていた。
恒例のオーバーチュアーに乗って颯爽と登場するメンバーを後押しするかのように、会場からは熱いメンバーコールが沸き起こり、まさにステージと会場が一つになったかのような盛り上がり。昨年に続いて今年もTIF出場を果たすだけでなく、昨年7月からは先述の月一東京定期を開催するなど、東京での活動も順調であり、その結果として、ファンも確実に増えてきている印象だ。
オープニングナンバーの「絶対零度」では、歌い出しの詩絵里の声の安定度も抜群で、定期のソロカバーの効果が存分に発揮されているよう。愛理のあおりも、ある意味“芸”の域に達しているのではないかというほどの圧を持って迫ってくる。
続くは目下の最新曲「Merry Go Round」を披露するが、先月の初披露から一カ月、各地で伝い続けてきた成果が如実に出ているようで、瑠菜は、早口調で歌いながらメロディを合わせるという難曲の歌いだしを見事に極めていた。それを受ける詩絵里の安定感も高く、実玖に至っては、顔に似合わぬほど太く、そして会場によく響く声を奏でており、ステージ一途の彼女の面目躍如というパフォーマンスを見せてくれた。
MCコーナーでは、このところトークも絶好調の瑠菜が華麗にまとめ、コミカルな「fruits music」につないでいく。硬軟取り混ぜた楽曲に、会場の反応も上々だ。その瑠菜は、最近はライブ中のパフォーマンスがぐんぐんと向上しており、表情もとっても豊かになった。この記事を書いているころは、グループ初の海外遠征となったタイで、きっと大きな活躍を魅せていることだろう。
続いては、香苗の煽りが冴えわたる「fair wind」で会場に爽やかな熱風(?)を吹かせたあとは、TIFのスカイステージで天を震わせた「空への咆哮」で会場を一つにして終演だ。
九州女子翼の次の東京遠征は10月12日から。アキカルでの定期は15日(火)。その15日は、メンバー香苗の20歳の誕生日当日でもある。記念すべきバースデー公演は平日開催となるが、海外遠征で一回り大きくなった彼女たちのステージングが楽しめることだろう。
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