アリスインアリスメンバー「高橋明日香」が、アリアリとして舞台「アリスインアリスinデッドリースクール」に出演。「氷鏡登場以後の物語の構造が分かる作品になっています」

　演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台となる「アリスインアリスinデッドリースクール」が12月12日より、池袋のシアターKASSAIにて上演される。詳細は別稿に譲るとして、ここではかつてアリスインアリスのリーダーとして活躍、今回、そのアリアリとアリスインプロジェクトの初コラボとなる本作に、再びアリスインアリスとして戻ってきてくれた高橋明日香にインタビューした。

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――会見お疲れさまでした。アリスインは久しぶりですね。

　ありがとうございます。「ゼロヨンヨンの終電車 2018」以来ですから、また一年ぶりですね（当時も一年ぶりだった）。今回は懐かしい気持ちももちろんありますけど、稽古初日から、よしっ芝居を作っていこうという熱量の高いメンバーが揃っていたのが、印象的です。

――今年は「デッドリー」10周年ということで、多彩なデッドリー関連作が上演されて、本作がそのトリとなります。

　初演の時（高橋さんは、保健委員役で出演している）には氷鏡はいませんでしたけど、彼女が出てくるようになってから、この世界がループしているという設定が加わったんです。本作ではそれがようやく明らかになるというか、どういう仕組みで世界がループしているのか、この世界の成り立ちが分かるようになっているんです。物語の根本に迫る作品になっていますので、観てくださる方は“うおぉーーーー”って唸ると思いますよ。加えて、何を言っているのか分からない（笑）氷鏡のセリフが、理解できるはずです。

　ただ、いつもより複雑になっているので、一度では理解しきれないかもしれないし、あれっ、どうなってるの？　という部分もあるので、何度も見たくなんじゃないかなって感じています。