演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「アリスインデッドリースクール コネクト」が現在、新宿村LIVEで絶賛上演中だ。詳しい内容については既報の記事に譲るとして、ここでは2017年上演＆上映の「アリスインデッドリースクール アジタート」でも今回と同じ氷鏡庵を演じた八坂沙織にインタビューした。
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――ゲネお疲れさまでした。今回は、栗生さんのインタビューでも話しましたが、アリスインではベテランの栗生さんと八坂さんが全体をリードしているように感じました。
ありがとうございます。今回、皆を引っ張って行こうと思わせてくれたのは、座組メンバーの一所懸命さなのかなって感じています。稽古が終わっても皆で集まって話していたり、役について「どうしたらいいですか？」ってわざわざ聞きに来てくれる子もいたりして、そんな熱に溢れている素敵なメンバーが揃っていたから、助けてあげたいっていう強い気持ちがわいてきたんだろうなって思います。
――八坂さんが演じられた氷鏡は、前回2017年の「～アジタート」とはまた違う人物像を感じました。
前回、氷鏡を作った時は、「皆を困らせてやろう」という思いが先にあったので（笑）、リアルに生きているというよりは、ここでこういうセリフを言えば（皆が）困るだろうなって考えながらやっていたんです。歴代で一番ビビらないというか、強気の存在だったと思います。でも、今回の氷鏡はそれとは逆で、一番ビビりな感じに作っていきました。
――そこにたどり着いた経緯は？
そう聞かれると難しいんですよね。最初はアジタートの氷鏡を忘れるのに必死で、どうしたらリアルに生きられるのかなってずっと悩んでいたんです。でも、なんだろう2回ぐらい通し稽古をした時に、ふっと今の氷鏡に定着して！ もちろん、（演出の）上條さんとたくさんお話をしたっていうのもありますし、加えて、周りが氷鏡をどう見ているのかというのも意識はしていましたので、そうした結果が今回の氷鏡にコネクトした感じです。
――すごく人間味を感じました。
ありがとうございます。まさにそこなんですよ。一番人間らしく作ったつもりなんですけど、天音ちゃんには「宇宙人みたいですね」って言われてしまって（笑）。マスコットキャラみたいに感じた（捉えた）みたいなんです。
――次会見で会った時に、少しお灸をすえておきます（笑）。それから、脚本の麻草さん節全開の、同じ時間が繰り返しているのかもという氷鏡の意見も、より分かりやすくなりました。
今回のテーマでもあるコネクトを感じてもらえてよかったです。
――さて、今回はキャラの立った氷鏡を演じていますが、来週も同じ会場で、まったく違う役を演じますね。
そうなんです。すぐに「ナナステ スイーティブ・ストーリーズ」（11/13～）が始まります。氷鏡とはまったく違う役なので、楽しみにしていてください。
舞台「アリスインデッドリースクール コネクト」
11月10日（日）まで新宿村LIVEで上演中
＜キャスト＞
堀越せな 白石まゆみ 栗生みな 八坂沙織 三浜ありさ 佐伯香織 永瀬がーな 草場愛 若松愛里 國井紫苑 天音 長谷川麻由 結城美優 東城希亜 太神陽 中島明子 宮ノ尾友美 山本太陽 真島なおみ 錦織めぐみ 石川凜果
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