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執筆者の写真yasu

「九州女子翼」、1カ月半ぶりの東京定期を熱く完遂。詩絵里は見事な弾き語りを披露。そして、ファーストシングル「I Am Love」が6月に発売決定!

 九州発の5人組ガールズグループ「九州女子翼」が2月24日(月・祝)、東京・秋葉原の常設劇場AKIBAカルチャーズ劇場で、月一の定期公演「九州女子翼定期公演 第二十六片 in TOKYO」を開催した。今回の3連休は、猫の日の2月22日から東京遠征を開始しており、猫になり切った「九州女子猫」のキュートさを書き換える、熱く激しいステージを熱披露してくれた。



 さて、今回の定期の一幕目もボケが全開(笑)。「女子翼大学への入試へ挑戦」というテーマでさまざまなお題(問題)が出題されるが、鈴川が指摘した通り、どのメンバーも「大喜利」的な展開に。本人は必至に回答しているのであろうが、会場から起こるのは笑いの渦。ここではあまり多くは語るまい(笑)。今回のMVPは新谷香苗だった。



 続く二幕目は、東京初披露の詩絵里の弾き語りも楽しめる極上なもの。トップバッターの山本愛理は、某国民的グループの楽曲を、コブシを効かせて披露。歌って踊って跳ねて煽って、見事なエンターテナーぶりを発揮してくれた。歌詞の語尾を半音あげる「しゃくり」もていねいに再現するなど、歌唱力もさらにアップしているよう。ここ最近は体調を崩していたが、目に光も戻り、さすがのステージングだった。衣装はシンデレラという雰囲気(笑)。



 続く鈴川瑠菜は、紅白でも素晴らしいステージを構築してくれたアノ名曲を、音程の微妙な動きも正確に再現。「Merry Go Round」の歌い出しで体得したであろう音感を遺憾なく発揮してくれた。衣装は、いかにも鬼を滅せそうな時代がかったもの(笑)。詩絵里は、冒頭に記したように東京では初となる弾き語りを披露。ここのところメロディの難しい曲を多く選択してきたが、そこで鍛え、体得した歌唱力を自らの演奏にのせてパフォーマンス。事務所との縁も深い浜崎絵里歌とのコラボも見てみたいと思った。


 実玖は、アイドルカレッジの新曲「MADQUERADE」的な雰囲気も楽しめる妖艶なもの。猫の日の実玖にゃーからは一転、セクシーさに磨きをかけた振りを魅せてくれた。新谷香苗は往年の大ヒット曲を、自身の持ち味でもある高域を活かして歌唱。前回の遠征よりもさらに愛らしさの増した笑顔を振りまきながらのステージとなっていた。最後は、定期オリジナルの「ぎゅっと手を繋いで」を揃って披露して終了だ。


 最後の三幕目(ライブ本編)は、この一カ月半の成長のすべてをぶつけるかのような熱きステージを構築。オープニングナンバーの「絶対零度」では、二幕目のキュートさから一転、歌い出しの詩絵里の圧倒的な歌声に代表されるような、圧と熱と激を感じる出来栄え。4曲目の「Merry Go Round」では鈴川の歌い出しも素晴らしく、グループ全体のパフォーマンスの底上げがなされているようだ。



 そして、MCパートではうれしいお知らせもあった。グループとしては3枚目となるリリースが決定したのだ。なんとファーストシングルである。タイトルは、東京では年初に初披露された「I Am Love」。カップリングはもちろん「Welcome To The Music」であり、3曲目の収録曲によって、タイプAとBの2種類がラインナップされる。発売は6月23日だ。東京では、3月末からリリイベもスタートするという。


 今回のリリース決定を受けたメンバーは、「今年のグループのテーマでもある愛を、リリースを通してみなさんにお伝えしたい」(鈴川瑠菜)、「シングルの発売によって、もっと多くの方に女子翼を広められるように頑張る」(山本愛理)、「自信を持っておススメできるCDになるように頑張る」(詩絵里)、「曲のよさをたくさんの方に広めたい」(新谷香苗)、「曲のよさをたくさんの方に知ってもらえる機会にしつつ、グループをもっと身近に感じてもらえるようにしたい」(実玖)と、それぞれシングルリリースへ向けた抱負を口にしていた。


 なお、予定では次の東京遠征は3月7日からだったが、知っての通り、新型肺炎防疫のために3月下旬に延期となった。次回東京定期(二十七片)は3月25日(水)に、3月9日に予定されていた実玖=ミクの日のイベントは、3月30日に、それぞれ変更された。



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