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執筆者の写真yasu

「梅原サエリ」、アリスインプロジェクト最新作「アリスインアリスinデッドリースクール」で、凛とした存在を放つカレンを熱演! 「将来は紅島を演じたいです」

 演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「アリスインアリスinデッドリースクール」が現在、池袋のシアターKASSAIで上演中だ(12/23まで)。これは、同カンパニー旗揚げ10周年を記念した周年イヤーのトリを飾る出し物。旗揚げ作でもあった「アリスインデッドリースクール」と、アクトユニット「アリスインアリス」の世界観をコラボさせた、デッドリーシリーズの新たなスピンオフ作となるもの。


 ここでは、白いアリスインアリスこと「トレイサー」の「カレン・ディードリッヒ」を演じている梅原サエリにインタビューした。



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――出演おめでとうございます。ゲネ後の会見は、ものすごく緊張していましたね。

 ありがとうございます。そうなんですよ! 稽古期間が短かったのもありますし、自分自身が、かつてアリスインアリスのステージを見て尊敬していたので、そんな方々(オリジナルメンバー)と共演できたのも、緊張感を高めています。


――前回インタビューさせていただいた時とも雰囲気が違いますね。

 素が出ちゃっているのも(笑)。



――今回演じたカレン・ディードリッヒはいかがでしたか?

 アリスインプロジェクトさんに出させていただく時は、カレンみたいな強くてしっかりした役が多いんですよ。実は普段の私はもっとふわふわした感じで、ある意味真逆なんです。


――まさに今がそう。

 そうなんです。最初、出演が決まった時、脚本の麻草さんから「当て書き」したからって言われたんです。なので、もっとふわふわした感じの頼りない役になるのかと思っていたら、こんなにしっかりした役が来てしまって(笑)。舞台上だと、そういう雰囲気に見えるんでしょうかね。


――天然に磨きがかかった?

 よく不思議だねって言われるので、そうかもしれません。けど、カレンみたいなしっかりした役を演じるのは楽しいですね。一方で、素に近い役も演じてみたいなっていう気持ちはあります。



――印象に残ったシーンはありますか?

 大人になったイオリ・ヒカミが回想シーンを見て(見せられて)、辛そうな顔をしているところです。というのも、この間友達とデッドリー少年を観に行ったんです。そうしたら、自分が演じていた役を観ながら、泣いているんですよ。聞いてみたら、自分が演じた時のことを思い出して、役に感情移入して泣いたって言うんです。デッドリーシリーズもたくさんの役者さんが出演しているので、そういう感覚になれるのかな、ということを思い出しながらヒカミの姿を見ていたら、とってもエモくなったんです。


 私自身、デッドリーの本編には出演したことがないのでそうした気持ちは分かりませんが、逆に、外からデッドリーの世界を見ているカレンの気持ちと、デッドリーシリーズ初めての自分自身がリンクした感覚はあったので、カレン役を演じられてよかったって思います。


――では、今後アリアリデッドリーがシリーズ化されて、ほかの人がカレンを演じているのを見たら、その感覚が分かるかもしれませんね。

 はい。



――ちなみに、デッドリー本編に出演したら、やってみたい役はありますか?

 あります! もう一択です!! 紅島を演じたいです!!! でも、まだまだハードルは高いので、いつか演じられるように努力していきます。


――最後に今後の予定はありますか?

 来年の2月に、アリスインプロジェクトの作品も出演されていた宇田川美樹さんプロデュースの舞台「KAIRO」に出演させていただきます。尊敬しているヒカミ役の八坂さんも出演されますし、脚本は本作の演出を担当されている細川(博司)さん、演出は松本(陽一)さんという豪華な布陣なんです。頑張ります。


「アリスインアリスinデッドリースクール」

12月23日(月)まで、池袋シアターKASSAIにて上演中


<出演・シングル>

夏目綾 葉月智子 高橋明日香 八坂沙織 幸野ゆりあ 鶴田葵 花梨 梅原サエリ 長谷川麻由 羽柴なつみ 天音 夢月 池澤汐音 真崎千波 音羽奈々 渡邉結衣


<出演・ダブル月組>

宮村蒼 佐々木円 椎名愛 日暮レイコ 櫻井由佳


<出演・ダブル星組>

堤萌 岩﨑千明 湊谷笑夢 叶田明日菜 雪原千歳


<変則出演>

真野未華 蒼矢朋季


<ゲスト>

白石まゆみ 河地柚奈 清水凜



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